【クレートトレーニング】正しく行えていますか?

お家のわんちゃんは『クレート』に自ら入ってくれますか?
お出かけする際に無理にクレートにわんちゃんを入れている方も多いのではないでしょうか。
そもそもクレート自体を持っていないという方も多くいらっしゃると思います。
今回はそんなクレートの選び方・使い方・わんちゃんが自ら入ってくれる方法をお話ししていきます!

 

わんちゃんに合ったクレートサイズ

クレートの中で
・立ち上がることが出来る
・おすわりが出来る
・ふせが出来る
・方向転換することが出来る

 

クレートの形状

布製ではなくプラスチック製がおすすめ!!
 →チャックが壊れてしまったり、穴が空いたりすることも無く壊れにくく安全です。

 

クレートが必要な理由

▶︎自宅での安心できる場所の確保
  →わんちゃんの祖先は穴蔵で暮らしていたため、
  穴蔵のような狭い場所を安心できる場所とし寝床にします。
▶︎お出かけの際の安心できる場所の確保
  →初めての場所で不安な時、いつもの寝床があると安心することができます。
▶︎車移動時の安全確保
  →運転時の事故防止、運転中の車内で自由にさせていることは道路交通法違反となる可能性があります。また、急ブレーキなどでわんちゃんが前に飛び出したり落下した場合大ケガ等に繋がる可能性があります。
▶︎災害時の同行避難可能
  →クレートに入ることができない、クレートで落ち着けない場合は同行避難が難しくなります。

 

クレートをお家に配置

▶︎クレートの中にはふかふかの毛布を入れましょう。
▶︎わんちゃんが生活している場所にクレートを配置しましょう。
▶︎わんちゃんが自由にクレートを観察する時間を設けましょう。
▶︎扉を開けた状態で(扉の動きに怖がる場合は最初は外しておきましょう)中にご飯やおやつを数粒わんちゃんが見ていない間に仕込んでおきましょう。
※無理にクレートにわんちゃんを入れないようにしましょう!
 無理に入れることでクレートに対して嫌なイメージがついてしまいます。

 

クレートに近づくことが出来れば

☆クレートの中はいい場所!おいしい場所と教えていましょう☆
Step①:クレート内の手前にご飯やおやつを1粒置きましょう
    1粒置く際に「ハウス」の号令も言うことで言葉も覚えてくれます。
    →近づくことを怖がる場合はクレート周辺からスタートしましょう
Step②:クレート内に置くおやつの場所を徐々に奥にしていきましょう
    ※焦らず少しずつがポイント!!
Step③:クレート内に完全に体が入ることが出来れば、クレート内に連続で数粒ご飯やおやつを入れましょう。
    そうすることでクレート内にいる時間が長くなっていきます。
    ※この中にいればおいしいものがもらえるぞ!と理解してもらいましょう
Step④:抵抗なくクレートに入ることができるようになれば、
    クレートの扉を閉めると同時にご飯やおやつを連続で与えましょう。
    扉を開けると同時に美味しい物を引き上げましょう。
    可能であれば少しずつ扉を閉める時間を長くしていきましょう。
    ※扉=美味しいものと関連付けましょう。
     扉を閉める時間は最初短時間から始めましょう

 

上記のステップを踏まえてクレート好きでお出かけ好きなわんちゃんを育てていきましょう♪
クレートの中で食事を与えることも効果的ですよ!

 

わんちゃんは美味しいものや楽しい物と関連付けて教えていくことで恐怖心を感じることなく、そのものに対していいイメージをつけることが可能です。
クレート以外にも様々な物を慣らすことのできる練習になりますので、ぜひ試してみてくださいね☆

動物看護師 土山