足腰が弱くなったシニア期の過ごし方
2021.01.12
ワンちゃんは7歳からシニア期に突入です。
ですが、本格的に老いを感じる年齢は12歳以降からだと言われています。
そのため、7歳以降のワンちゃんは、日頃からの様子をよく観察することが特に大事になってきます。
・踏ん張れなくなる ・寝ていることが多い
・ふらつく ・ソファなど高いところに上がらない
上記に当てはまるものがあれば、関節炎の可能性があります。
一度診察を受けて頂くことをおすすめします。
早期から治療することで痛みを和らげることや、進行を予防してあげることができます。
関節が痛い子は段差の上り下りが特に大変です。
<対策>
滑りにくい床にする。段差を小さくする。爪切りや足裏のケアをまめにする等が挙げられます。
まずは生活環境を過ごしやすく工夫してあげましょう。
*関節炎予防のために若齢から環境を整えてあげると早期予防ができます。
特にお水を飲む時、ご飯を食べる時に滑り止めマットを下に敷いてあげると後肢が安定するため、食べる事に集中できます。
<対策グッズ>
・敷くタイプ
・足に装着するタイプ
トゥーグリップス (当院で取り扱いあり)
*爪に装着することで滑り止めの効果があります
靴
*ナックリング予防として使用します。
【ナックリングとは】
体重を支えきれず手首や足首のあたりで内側に足が折れ曲がること。
シニア期のワンちゃんにみられることがあります。
<歩行困難の場合>
歩行補助の介護グッズもあります。
ペット用品の通販サイト
ペピイ(PEPPY) をご覧いただくと、
参考商品が一部、掲載・販売されています。
足腰が弱る前から環境を整えてあげる事でシニア期を快適に過ごせることに繋がります。
ぜひ今一度、環境を見直してみてください。
当院でも取り扱っているグッズもありますのでぜひご相談下さい。
動物看護師 小山