ごはんについて
2020.09.16
ごはんのラベルを見て疑問に思ったこと等、ごはんの疑問はありませんか?
よく分からないという方、知ってるよ!という方も是非この機会に一緒に勉強しましょう!
記載されていることは各メーカーによって違いますが、実際は法律や規則によって一定のルールが決められています。
何が記載されているかというと
①名称 ②賞味期限 ③原材料名
④原産国 ⑤事業者名および住所 ⑥目的
⑦給与方法 ⑧成分 ⑨内容量 が書かれています。
原産国とは「最終加工工程を完了した国」のことを言うので、気になる方はメーカーに問い合わせることをおすすめします。
ごはんには総合栄養食、おやつ、療法食、その他の 4種類があります。
① 総合栄養食
毎日の主食としてあげるものです。栄養バランスが良く、ごはんとお水だけで健康が保てると言われています。
② おやつ
ご褒美としてあげるものです。スナックやトリーツとも呼ばれます。
あげる量はエネルギー要求量の20%以内が良いとされています。
③ 療法食
治療の補助としてあげるものです。獣医師の指導のもとあげるようにしましょう。
④ その他
栄養の調節やカロリー補給、嗜好を増進させる役割を持つものです。
サプリやふりかけ、カロリー補完食が含まれます。
ご飯のあげ方にも 3種類あります。
① 自由採食・・・好きな時に好きなだけあげる方法。肥満になる可能性があるので十分に注意してください。
② 定量給餌・・・決まった量をあげる方法。その子のライフステージに合わせたごはんの量をあげましょう。
③ 定時給餌・・・決まった時間にあげる方法。定量給餌と一緒にすることで適切な量と栄養をきちんと摂取できます。
Q1. 犬が一番栄養が必要なのはいつ?
・・・母乳を生産している母犬です。犬の妊娠期間は約9週間あります。
その中で前期(1~3週目)は成犬の維持期と同じでいいのですが、後期(7~9週目)になると胎児の発育が急速になるため、エネルギーが今まで以上に必要となります。なので、エネルギーが高く、消化の良いごはんを1日3回以上あげましょう。
そして授乳期も後期と同じくエネルギーが高く、消化の良いごはんをあげるようにしましょう。
Q2. 猫は魚が好き?
・・・幼い時に食べていたもので好みが決定するという固定化があるといわれているので、猫が魚を好きだとは断定できません。
もし将来、食事療法をするときに偏食があると苦労するので、日ごろから色んな食事に慣らしておくといいかもしれません。
ごはんはこの先ずっと付き合っていかなければならない大切なことです。
わからないことや、どれがいいのか迷われた際はぜひスタッフへご相談くださいね。
動物看護師 田村