健診・予防
去勢手術とは精巣を取り除く手術、
避妊手術とは卵巣・子宮を
取り除く手術のことをいいます。
当院では低侵襲医療(腹腔鏡下避妊手術)を導入しています。
より動物の身体にやさしい手術方法をお選びいただけます。
去勢手術・避妊手術を
行うメリット
病気の予防につながる
去勢手術をすることで精巣腫瘍を防ぐことができ、男性ホルモンの影響により起こる肛門周囲の腫瘍、前立腺の病気、会陰ヘルニアなどの病気になるリスクを減らすことができます。
避妊手術をすることで子宮の病気、卵巣の病気を防ぐことができ、乳腺腫瘍の病気になるリスクを減らすことができます。
※ワンちゃんの乳腺腫瘍は初回発情前に避妊手術を行うと99%、2回目の発情前に手術を行うと90%、2回目の発情以降に手術を行うと75%防ぐことが可能な病気です。
2.5歳以降の避妊手術は悪性腫瘍に対しては予防効果がないため、より早期の手術をおすすめします。
発情中のストレスがなくなる
去勢手術をすることで、交配ができないというストレスを減らすことができ、マーキングやマウンティングの予防ができます。
※これらは癖になってしまっていると去勢手術をしても改善がみられない場合もあります。
避妊手術をすることで生理時の出血やストレスを減らすことができます。
望まれない繁殖を防ぐことができる
去勢手術・避妊手術を
行うデメリット
肥満になりやすくなる?
去勢手術・避妊手術を受けた後に、食欲が増し、太りやすくなる動物が多いのは事実です。
しかし、適切な食事管理により肥満は防ぐことが可能です。
性格が変わる?
その動物本来の性質が変化することはありません。攻撃的な行動が減るため、温和で従順になったと感じることはあるでしょう。
このように去勢手術・避妊手術にはデメリットもありますが、多くのメリットがあるため、当院では繁殖されない飼い主様へは積極的に去勢手術・避妊手術をおすすめしています。
麻酔について
去勢手術・避妊手術には全身麻酔が必要です。当院では、外科手術に際しては必ず術前検査(年齢に応じて血液検査・レントゲン検査)を行い、その動物にとって最善の麻酔薬、鎮痛薬を選択しています。
また、術中は勿論、術後もそれぞれの動物に担当の麻酔係がつき、しっかりと管理を行います。
手術の方法
精巣や卵巣、子宮にも血管があります。
当院では極力糸を使わずにソニックビート/サンダービートという専用の機械を用いて血管を処理する方法を実施しています。
この機械を用いることで糸を体内に残さずに手術を行うことができ、糸を使用する場合と比較すると手術時間も短くなり動物への負担も少なくなります。(子宮の根元だけは血管が太いので糸を用います。)
※ 術後の傷口の保護として、エリザベスカラーと術後服どちらかお選びいただけます。
※ 去勢手術・避妊手術は生後6ヶ月から可能で、基本は日帰りです。
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