診療案内
みなさんの大事な家族である動物の口の中を見ていますか?
歯周病について
歯周病は口腔内の疾患で最も発生頻度が高く、歯周組織における細菌感染とそれに対する動物の免疫反応が複雑に絡み合った結果起こる歯周組織の炎症です。
最初は歯肉炎から始まりますが、進行していくと炎症は歯肉以外の歯周組織にも波及し、最終的には歯を支えている骨(歯槽骨)が侵され、歯がぐらぐらしたり抜けてしまったりします。さらにひどい場合は顎の骨が骨折してしまうこともあります。
また歯周病の原因菌が血流に乗り、心臓や肝臓、腎臓にも悪影響を与える可能性もあります。
診察の流れ
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診察
まずは視診(口腔内の観察)、触診などを行うことから始まります。
ここで必要であれば麻酔下での歯科治療行うか相談します。 -
術前検査
麻酔下での検査に先立って、麻酔をかけても大丈夫かの検査を行います。
血液検査、レントゲン検査、エコー検査等 -
麻酔下での歯科処置
麻酔をかけた後に口腔内の観察、歯科レントゲン撮影を行い細かい診断を行います。
診断に応じて歯石除去や抜歯術などを行い治療します。
歯石除去 ビフォー
歯石除去 アフター
当院の歯科治療の特徴
歯科用レントゲン・C T
歯科専用のレントゲンを用いて診断を行います。
通常のレントゲンよりも詳細に撮影されるため診断能力が上がります。
また当院にはC Tもあるので、必要に応じてC T撮影を行い確実な診断を心がけています。
これらの画像診断装置を用いてしっかりと診断しその先の治療を決定しています。
正常
重度の歯周病による歯槽骨の吸収
歯科用マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)
まだまだ動物の歯科治療にマイクロスコープを導入している施設は多くありませんが、当院では手術用のマイクロスコープ(顕微鏡)を導入しており、6〜40倍まで拡大し患部を確認することができるため、肉眼で行うよりも正確で精密な処置が行えます。
専門医による歯科特別診察(月1回)
当院では月に一度、歯科医師と獣医師のダブルライセンスである樋口翔太先生を招き歯科特別診察を行っています。歯科専従である樋口先生の診察を受けてみたいと思う方は一度ご連絡ください。
こんな症状があったらまずは相談ください
- 口臭がきつい
- 食べるスピードが遅くなった
/ 食べ方が変わった - よだれが多い
- 歯ぎしりをしている
- 歯磨きや口周りを
触るのを嫌がる - 歯磨きをすると血が出る
- 口を痛がっている
- etc
みなさんの大事な家族である動物の口の中を見ていますか?実は歯周病に罹患している可能性があります。わんちゃん、ねこちゃんが健康に長生きするために歯の健康に気を配ることも極めて重要になります。
このページではわんちゃんの例を出していますが、ねこちゃんもしっかり診させていただきますのでご安心ください。
当院では歯科診察にも力を入れていますので気になることがあればぜひ一度相談にお越しください。